2008年06月24日

iPhoneは2万3千円。

iphone_1.jpg 値段だけを見ると,確かに安いなと思う。ホワイトプランに,インターネット通信が使い放題で月額5,985円のデータ通信料などを加えた月額7,280円が,「毎月の利用料金のイメージ」とのこと。…。買わない。というか,それじゃデータ通信なんて頻繁にできないじゃないですか!!つまり,これじゃiPodとソフトバンクケータイが合体しただけ。しかも,ワンセグやおサイフケータイもない。これじゃ,普及しない。一部のアップル信奉者しか買わない。価格や料金というのは,売り手ではなく買い手の立場で決めるというのが,定石である。少なくとも私は,iPhoneのサービスがすべて併せて3千円以下でなければ買わない。むしろ,本体は5万円くらいしてもいい。月々の料金の方が問題だ。つまり,アップルとソフトバンクは,iPhone自体を安く提供し,月額料金で回収しようとしている。これでは,一般的な日本のキャリアと何も変わらない。月額料金は,下げるべきだ。屋外での通信のためだけに,月額5千円以上も普通のユーザーは払わない。メールと通話ができれば,最低限のことはできるという認識なのだ。
 また,もう一つ私が懸念しているのは,iPhone自体のデザインである。日本には,昔からトランシーバーなど,細長い長方形型の通信機器が「格好いい」という認識が,ほとんどの日本人に擦り込まれている。片手でスッと携帯を取りだし,通話するというスタイルが今の日本人のどの世代にも「格好いい」とされる仕草だ。それは,どうしようもない。昔から日本人が持っているイメージなのだから。だから,PDAは日本ではどんなに便利でも普及しなかった。PDAが日本に普及しなかった理由は,いろいろあると思うが,私はその最大の原因はそのデザインにあると考えている。あのデザインの機器を「欲しい」と思う感覚が日本人にはないのだ。そして,iPhoneはそのPDAに「デザイン」が似ている。どんなにタッチパネルが優れていようと,あのデザインでは日本には普及しない。あれを耳に当てて話している姿を「格好いい」と思う日本人は,まずいないのである。逆に,見ていて何か滑稽でもある。
 そういう日本人の固定観念を変えられるかどうか。私はそのキーが,月額料金にあったと思う。今のiPhoneに対する期待と,月額料金の安さを組み合わせれば,iPhoneは日本人の美意識を変えられていたかもしれない。しかし,月額5,985円という,ふつうと言うよりは,むしろ割高なデータ通信料金設定では,iPhoneが日本人の美意識を変えられるとは言い難い。
 こんなことならば,iPhoneはむしろ,WILLCOMと組んで,日本のデータ通信革命を牽引した方が良かったのではないかとさえ思う。
posted by J.HASE at 01:41| Comment(0) | TrackBack(1) | 技術情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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